10月 2014

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第55話~HDRはこんなにスゴイ~

F>フクロウ むらさきのフクロウ   Y>ヤマトサカシタヤマト

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第54話からのつづき

 

Y>前回の話で人間の目とカメラの眼の違いってのは分かったんだけど、カメラの眼を人間の目と同じようにする方法って本当にあるの?

F>ない

Y>なっ、ないだって?この前はあるって言ってたじゃないか!

F>だから、あくまで「疑似的」に同じように見せる方法があるって言ったんだよ

Y>だったら、その「疑似的」な方法ってのを教えてよ

F>HDRっていう機能を使うんだ

Y>はっ?

F>だからHDRだって。ハイダイナミックレンジの略

Y>何のことかさっぱりわからない

F>まあ無理もないよね。もうちょっとわかりやすい名前つけてくれれば良かったのにね

Y>ダイナミックレンジっていうは、確か明るい部分から暗い部分までを識別する能力のことだったよね。それにハイがついてるってことは、人間並みにダミナミックレンジを広げるってことか!

F>スルドい!そのとおりって言いたいんだけど、実際にはそんなことはできない。だからどうするかって言うと、明るさを変えた写真を複数枚撮って、いいとこだけを合成するのさ。これがHDRのタネあかし

Y>まだ、わかんないな~

F>う~ん。どうやって説明しようかな。例えばだよ、ココに双子の子どもがいたとする。一人は頭がいいけど足が遅い。もう一人は足が速いけど頭が悪い。だからいい頭と速く走れる足をくっつけて一人の優秀な子どもをつくる。これがHDRだ

Y>それってちょっとズルくない?

F>その通り、HDRはあくまで合成写真だからね。だから「疑似的」って言ったんだよ。でも、そのおかげで見た目どおりの写真に仕上がっただろ

Y>ねぇ、ねぇ、このHDRってどうやったら使えるの?

F>最近のカメラはHDRっていう機能が内蔵されているカメラがあるからそれを使えばいい。カメラについてない場合は、明るさを変えた写真を何枚か撮っておいて、photoshopみたいな画像処理ソフトのHDR機能を使ってもいいよ。中にはこんなフリーソフトも・・・

Y>な〜るほど、今度カメラを買うときは、HDRが使えるかどうか確認しなくっちゃね

F>あっ、そうそう。HDRは合成写真だから、フォトコンテストでは応募できないことが多いから注意してね

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第56話へつづく・・・

 

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子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第54話~人間の目とカメラの眼~

名称未設定-1

F>フクロウ むらさきのフクロウ   Y>ヤマトサカシタヤマト

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第53話からのつづき

 

Y>どうして、目で見たとおりの明るさの写真って撮れないんだろ?もっといいカメラ買おうかな?

F>カメラの明るさのことで悩んでるんだね。露出補正で何とかならないの?

Y>露出補正っていうのは写真そのものを明るくしたり、暗くしたりすることだろ。俺の言ってるのはそういうことじゃないんだなあ~

F>じゃーどういうこと?

Y>上手く説明できないんだけどさ。例えば、下のような場所で写真を撮ると、人物が暗くなっちゃうだろ?かといって露出補正で写真を明るくしちゃうと、今度は空が真っ白になっちゃうんだよ

【露出補正前】

【露出補正後】

F>被写体とのキョリが近ければストロボを使えばいいんだけど、こんな遠くにいると無理だ。だから諦めるんだね

Y>でも、実際は空も人もちょうど良い明るさに見えているのに、それが見た目どおり撮れないのはカメラが安モノだからにちがいない

F>違うんだな、それが

Y>どいういうこと?

F>人間の目とカメラの眼では、ダイナミックレンジが違うんだよ。ダイナミックレンジっていうのは、明るい部分から暗い部分までを識別できる能力のことだよ

Y>さっぱり、わからない

F>人間の目は明るいところと暗いところを同時に見ることができるよね。カメラの眼(イメージセンサー)はダイナミックレンジが人間よりずっと狭いからこれがすごく苦手なんだ。これは高級カメラでもいっしょ

Y>苦手だとどうなるっていうんだよ

F>明暗差が激しい写真を撮ったときに、暗い部分に露出を合わせると明るい部分が白トビ、逆に明るい部分に露出を合わせると暗い部分が黒ツブレしちゃうんだよ

Y>技術の進歩もまだまだだね

F>う~ん。それはどうかな?ダイナミックレンジの狭さがマイナスばかりってこともないんだよ

Y>たとえば?

F>ダイナミックレンジが狭いってことは、それだけコントラストの強いメリハリのある画像を作りやすいっていうメリットがあるよ

Y>そういうもんかねぇ

F>そういうもんだよ。要は狭いダイナミックレンジの魅力を引き出すような撮り方を心がければいいんだ。以前話したシルエット写真なんかは、ダイナミックレンジの狭さが為せる業だよ

Y>とは言っても、やっぱり人間の目で見たとおりに撮りたいときってあるんだよねぇ~

F>そういうときは、カメラのダイナミックレンジを疑似的に広げて撮る方法があるよ

Y>そんなウルトラCがあるの?

F>あくまで「疑似的に」だけどね。それはこの次にゆっくり話をしよう!

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第55話へつづく・・・

 

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《フクロウ便り》よみうり写真大賞ファミリー部門2014年夏入選

よみうり写真大賞ファミリー部門2014年夏入選

『浮遊族』

夏のスイミングスクール。

保護者席から見ていると、子どもたちがプールサイドにつかまってバタ足をしている仕草がとてもユーモラスでした。できるだけ真上からの写真を撮ろうと、かなり身を乗り出しましたので、翌日腰が痛くなったのは言うまでもありません。

入選後に記者の方から「お嬢さんはどれですか?」と聞かれ、「右から2番目、いや3番目かな」と答えたのですが、ほんとに娘が写っているのかどうかさえ、今では自信がありません。

紙面には、いつも撮り方の参考にさせてもらっているブロガー「かぜとつゆ」のキボンさんの作品と並んで掲載されていました。次回もご一緒出来るようガンバリマス。

 

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子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第53話~運動会の撮り方(応用編)~

 

F>フクロウ むらさきのフクロウ   Y>ヤマトサカシタヤマト

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第52話からのつづき

 

F>どう、運動会の撮り方は少しわかってくれたかな?

Y>わかった。わかった。もう完璧!

F>ほんとう?

Y>ほんとうだってば

F>よし!だったらもう一つだけ、ちょっとカッコいい運動会写真の撮り方も紹介しておこう!

Y>まだ、他にも撮り方があるっていうの?

F>もちろんだよ。今回紹介するのは、背景をブラして動感を強調するいわゆる「流し撮り」ってやつだけど、ほかにももっともっと撮り方はたくさんあるよ

Y>流し撮りなら知ってるよ。以前教えてもらったからね。(第39話をご参照)でも、これが運動会でも使えるとは・・・

F>高速シャッターを使えば確かにブレない写真が撮れるけど、むしろブラした方が動感は表現しやすいんだ。あっ、ちなみに上の写真のシャッタースピードは1/50秒だよ。これより背景をブラしたいと思えば、もっと遅いシャッタースピードを使えばいいし、逆にちょっとブレすぎかなと思ったら、少しシャッタスピードを速くしてやればいいんだ

Y>本番でうまくいくかなぁ?

F>確かに本番の運動会でやってみるのは勇気がいるかもね。でも、うまく撮れた時の喜びはひとしおだからやってみてよ

Y>よし、じゃー今年はやめておいて、来年挑戦するよ!

F>ガクっ

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第54話へつづく・・・

 

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子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第52話~運動会の撮り方(ピント合わせ編)~

F>フクロウ むらさきのフクロウ   Y>ヤマトサカシタヤマト

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第51話からのつづき

 

F>カメラの設定については前回説明したとおりなんだけど、あれだけでは運動会でピントがビシッと合った写真はなかなか撮れないんだ

Y>どういうこと?

F>カメラのオートフォーカス(自動ピント合わせ)っていうのは、もともと止まっているモノにピントを合わせるようにできてる

Y>運動会だから子どもは当然動いているよね

F>そうなんだ。だからピント合わせがなかなか難しい。一昔前のカメラだったら、オートフォーカスで走っている子どもにピントを合わせるなんて至難の業だよ

Y>でも、今は・・・

F>今はカメラの性能もずっと良くなって、動いているものにピントを合わせ続けられるようになってきたんだ。こんな風にね

(赤い四角がピントの合っているところ)

Y>こんな便利な機能があったんだ~

F>オートフォーカスの被写体追従モード※っていうやつさ

Y>そんな便利な機能があるのなら何も問題ないじゃん

F>ところが、この被写体追従モードってのが曲者で、カメラの機種によってその性能に天と地ほどの差があるんだよ、へへへ

Y>な、なに!!高いカメラほど正確に合うってわけか・・・

F>その上、いくら追従性能がよくても、フォーカスポイント(上の写真の黒い四角)から子どもが外れると、とたんにピントが合わなくなちゃったりするもんだから失敗も結構多いんだよ

Y>なら、一体どうすればいいんだよ~

F>そこで、フクロウ流どんなカメラでも絶対失敗しないピント合わせを教えちゃおう~

Y>そうこなくっちゃ

F>子どもが走ってくる地点に先にピントを合わせておくんだよ。下の写真の場合は、右下のコーンにあらかじめピント合わせしておく。そして、一度ピントを合わせたらオートフォーカスのスイッチはオフにしておこう。こうすればシャッターを押す瞬間にピントがずれたりしないから

Y>それで、それで

F>それでって?あとはカンタンだよ。子どもがちょうどそのコーンの位置に走り込んできた瞬間にシャッターボタンを押せばいい

Y>そんなに上手くいくのかなあ?

F>これはやってみればわかるけど、驚くほどカンタンなんだよ。「置きピン」といって、動きものを撮るときの古典的なテクニックさ

Y>よし、今度は置きピンに挑戦してみるか

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第53話へつづく・・・

 

(注)オートフォーカス被写体追従モードのメーカー別名称
キヤノン:AIサーボ
ニコン:コンティニュアスAF(AF-C)
ソニー:コンティニュアス(AF-C)
オリンパス:コンティニュアスAF(C-AF)
ペンタックス:コンティニュアスAF(AF.C)

 

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子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第51話~運動会の撮り方(カメラの設定編)~

CANON EOS7D EF70-300mmL IS USM f11 1/500 ISO250

 

F>フクロウ むらさきのフクロウ   Y>ヤマトサカシタヤマト

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第50話からのつづき

 

F>さてと、N子ちゃんへのレクチャーが終わったから、次はヤマトへのレクチャーを始めるよ

Y>やっぱり俺もやらなきゃいけないことがあるのか~

F>当たり前だよ。まあ、N子ちゃんが7つのお約束を守ってくれれば、もう70%は成功だけどね

Y>あとの30%は俺しだいってことだね

F>まっ、そういうことになるかな

Y>で、何をどうすればいいのさ?

F>うん、運動会は、シャッタースピード優先モードを使うよ!

Y>シャッタースピード優先モードっと

F>運動会は動いている子どもを撮るわけだから、ブレに注意をしないといけない。だから最低でもシャッタースピードは1/250秒。できれば1/500秒に設定してみよう

Y>シャッタースピードは1/500秒に設定して・・・

F>ここからは、当日の天候によって大きく変わるんだけど、カメラの絞り値はいくつになってる?シャッタースピード優先モードだと、カメラが自動的に絞り値を算出してくれるはずだよね

Y>絞り値はf8になってるよ

F>f8かぁ?まあそれでもいいんだけど、ISOを200に上げてみようか。すると絞り値がf11にならないかい?

Y>なった。なった。f11になったよ。ISO感度を上げていくと、絞り値もどんどん大きくなっていくんだね

F>その通り。シャッタースピードを1/500秒、絞り値がf11になるようにISO感度を調整するんだ。当日が曇天だとISO感度はもっと上げなきゃならないときもある

Y>シャッタースピードを1/500秒にするのはわかったけど、なぜf11にしないといけないの?

F>ピントを外さないようにするためさ。絞り値をf11以上にするとかなり広範囲にピントが合うからピンボケのリスクが少なくなる。フクロウ学校の運動会なら何度でも走ることができるけど、本番の運動会は一発勝負だからミスは許されないだろ

Y>よし、これで準備万端ってわけか。いつ本番になっても大丈夫だ!

F>ちょ、ちょっと待って!まだピント合わせの方法について何も話してないよ~

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第52話へつづく・・・

 

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