子ども写真島の神々

子ども写真島の神々4~長倉洋海神~

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F>フクロウ むらさきのフクロウ   Y>ヤマトサカシタヤマト

 

Y>子どもってたくましいよね

F>そうだね。大人はどんなに満たされていても、自分の環境に不平不満を言うもんだけど、子どもは逆。どんなに過酷な状況におかれていても、明るい顔をして精一杯生きてる

Y>大人も子どもから見習わないといけないことがたくさんありそうだね

F>ヤマトは、アフガンとか南アフリカとか、世界の紛争地や厳しい気候風土の中でたくましく生きる子供たちばかりを撮り続けている長倉神って知ってる?

Y>その名前どこかで聞いたことある。あっ、人じゃなくて神だったね

F>長倉神の撮った子ども写真に悲壮感はみじんも感じないだろ。東北で被災した子どもたちの写真集「だけど、くじけない」を読んでも、みんな希望に満ちたとてもイイ顔してるよ

Y>すっごくつらいことがたくさんあったはずなのにね

F>長倉神は日本各地で講演会をやっているから、いつか行ってみるといいよ

Y>京都にも来てくれるかな?

F>きっと来てくれるはずだよ、だって長倉神は同志社の出身なんだから

Y>それなら可能性大だね、ウチの子どもたちにも聞かせてやりたいよ

F>それと、長倉神はアフガニスタン北部バンシール渓谷に住む子どもたちの教育を支援する非営利法人「アフカニスタン山の学校支援の会」の代表も務めているらしいよ

Y>ネットでみると、以前は窓もドアも机も椅子もない寒風が吹きこむ学校だったみたいだね。でもまだ教材が満足にないみたいだよ

F>そうなんだ。ボクも世界の秘境には結構足を運んだから、その悲惨さのほんの少しくらいはわかるような気がする

F>2012年12月14日、朝日新聞の天声人語で長倉神のことが紹介されていて、すごく印象的だった言葉あるから最後に紹介するね

小さな瞳から希望が消えれば、それはもう子どもではない

 

【長倉洋海】
1952年北海道生まれ
通信社勤務後、フリーの写真家となる
世界の紛争地や難民キャンプで生きる子どもたちを撮る
著書「小さなかがやき」「微笑みの降る星」「山の学校の子どもたち」など多数
webサイトはこちら

 

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子ども写真島の神々3〜北奥耕一郎神〜

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F>フクロウ Y>ヤマト

 

F>日本に、京都があってよかった。ヤマトはそう思わない?

Y>うん?どこかで聞いたセリフだなぁ、そういえば駅のポスターで見たぞ

F>そう、そのとおり。京都創生PRポスターのキャッチフレーズだよ

Y>だから最近京都の観光客が増えたのか。ポスターがイイと、みんな京都に行きたいって思うんだろうね

F>ボクは上のポスターの写真、誰が撮ったか知ってるよ

Y>誰?誰?

F>北奥神だよ

Y>北奥神?写神だね?

F>うん。北奥神は子どもを撮ってる神ではないんだけどね。ボクにとっては、写真の世界にのめり込むきっかけとなった一生忘れられない恩人、いや恩神だよ

Y>へえ、そりゃーお前の大師匠だね

F>北奥神の教室で2~3年修業したかな。懐かしいなぁ。北奥神はユーモアがあって、すごく親しみやすいから、写真を撮るのがいつも楽しかったよ

Y>俺もそんなやさしい師匠に習いたい

F>ふだんは冗談ばかり言ってやさしい北奥神だけど、写真をみると顔が変わるんだよ。まさに写神の顔になる。ボクが修行してたとき、いつも北奥神に言われたのが、「極限までそぎ落として、思いを伝えろ!そして写真で説明したらダメだ!」ってことだった。ボクの永遠の課題なんだけどね。「写真は俳句と同じ」とも言ってたね

Y>やっぱり結構厳しい神じゃない?

F>指導するときはね。普段は町で合うと「奥さん元気?」って気安く声をかけてくれたりするよ

Y>「奥さん」って、お前結婚してたのかよ?

F>まあね。あと、北奥神は撮影マナーにも厳しかったね。「京都で撮影禁止の寺社が増えたのは、マナーの悪いカメラマンのせいだ」っていつも言ってたよ。だから、人に迷惑をかけたり、自然を破壊して撮った写真なんて見るに値しないんだって

Y>はい、肝に銘じます

F>そうそう、いまね北奥神がweb個展「京の四季~モノクロームの世界~」っていうのをやってるよ。一切の色情報をなくし、必要最小限の素材でわびさびを表現する究極の世界。子ども写真の参考にもなるから是非見てごらんよ。2013年12月15日までの期間限定公開なんだって

Y>12月15日?それ明後日じゃないか?もっと早く言ってよ!

 

【北奥耕一郎】
京都在住写真家。京都市観光親善大使。
北米大陸横断などを含め、世界50カ国以上を取材。
現在は京都をテーマに作家活動を続ける。
写真集「京の四季」「京艶」「風の雅」「小町」など多数
webサイトはこちら

 

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子ども写真島の神々2〜ブルース・オズボーン神〜

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F>フクロウ Y>ヤマト

 

F>ヤマトは、7月の第4日曜日が何の日だか知ってる?

Y>7月の第4日曜日?海開きにしちゃ遅すぎるし・・・、さあ何の日だろう?

F>親子の日だよ

Y>親子の日?

F>日本で親子の写真を撮り続けているブルース神が、親子の絆を大切にするために、2003年から7月の第4日曜日を「親子の日」と決めて、活動を続けているよ

Y>なぜ7月の第4日曜日を「親子の日」と決めたの?

F>5月の第2日曜日が「母の日」、6月の第3日曜日が「父の日」だからだって

Y>なるほど、うまく考えたもんだね。ところでブルース神って、外国人っぽい名前だけど、日本に住んでいるの?

F>ブルース神はもともとアメリカ生まれだけど、1980年に来日して以来30年以上も日本の親子を撮り続けているよ。もう4500組以上撮ったらしい

Y>へ〜スゴイ数だね。で、ブルース神の撮る親子写真ってどんなの?

F>それがさ、すっごく面白いんだよ。スタジオセットで親子がそれぞれ個性的なポーズを決めて撮影するんだ。すべてモノクロで、とにかく撮られてる親子の表情が最高なんだよ。白いバックでモノクロの写真は、情報を最小限にするため。そうする事で、2人の関係がよりいっそうハッキリ表現出来るんだって。ヤマトも撮り方のお手本にするといいよ!

Y>なんか面白そう。俺も撮ってもらおうかな

F>ハハハ、ブルース神の撮影会は人気殺到だからね。残念ながら応募に当選しないかぎり無理だね

Y>ダメか、残念

F>「親子の日」には毎年写真コンテストが開催されているから、それに応募してみるといいよ。それにオリンパスギャラリーでは、ブルース神の写真展も開催されるよ

Y>来年は絶対「親子の日」写真コンテストに応募してみよっと

 

【ブルース・オズボーン】
1950年アメリカ生まれ、1980年来日
ライフワークとして日本の親子を撮り続ける。
これまで4500組以上に親子を撮影。
著書に「親子」「OYAKO」「KAZOKU」など多数
親子の日」サイトはこちら

 

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子ども写真島の神々1〜土門拳神〜

昭和のこどもたち

F>フクロウ Y>ヤマト

 

Y>ところで、お前はギリシャで子ども写真を教わったんだって?

F>そうだよ

Y>いったい誰に教わったの?

F>子ども写真島の神々からだよ

Y>子ども写真島?神???

F>子ども写真島にはたくさんの神が棲んでいる。写神(シャシン)と呼ばれている神たちだ。

Y>写神?な〜んか、うさんくさそうだねぇ

F>そんなバチ当たりなことを言うもんじゃないよ。写神はすごいんだぞ〜

Y>じゃー子ども写真島にはどんな写神がいるの?

F>そうだな、たくさんいるけど、巨匠中の巨匠は土門神だろうな

Y>神に巨匠も何もないと思うけどまあいいや。その土門神のことを少し教えてよ

F>ヤマトも少しはやる気がでてきたねぇ、じゃー教えてあげよう

Y>・・・

F>土門神は昭和の時代、子どもたちの天真爛漫な姿をみごとに写真で描写していたんだよ。「江東のこどもたち」では、そこにまるでカメラなど存在しないかのように、子どもが実に自然な表情で無邪気に遊んでいる。写真を見ているとその時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えるね。

Y>へえ〜、そんなにすごいんだ

F>そんな土門神なんだけどね、時代が流れ、戦争の勃発などにより、あるとき、子どもたちの表情から昔のような明るい無邪気さが消えていることに気づくんだ。やがて土門神は、厳しい社会を生きる子どもの姿を撮ることで、社会の歪みを表現しようとする。炭坑に生きる「筑豊のこどもたち」にはそんな土門神の強い意志が現れているよ。

Y>同じ子どもの写真でも、「江東のこどもたち」と「筑豊のこどもたち」では全然違うんだね。

F>あっ、そういえば、京都の高島屋で土門神の写真展やってたよ

Y>えっ、いつまでやっているの?

F>今日までだけど・・・

Y>もう見れないじゃん、もっと早く言ってよ〜

F>ゴメン、ゴメン。ボクも今日気づいて、慌てて行って来た

Y>あ〜あ、行きたかったなぁ、土門神の写真展。で、たくさんの人が見に来てた?

F>うん。たくさん来てたね。でも、ほとんどが60代、70代の人たちだった。「昔はこんなだった」と昭和の時代を懐かしむように写真を見てたよ。

Y>若い人は来てないの?

F>残念ながらあまり来てなかったね。これから子どもの写真を撮るであろう若いお父さん、お母さんにこそ、見てほしい写真なんだけどね。子ども写真はこうやって撮るんだっていうお手本がいっぱいあるよ。

Y>やっぱり見たかった・・・

F>あっそうそう、写真展に行けなかったヤマトのために、土門神の写真に役立つすごくいい言葉をひかえてきたよ

Y>何?何?

F>ちょっと待ってよ・・・、あった。これだ!

 

〜土門神のことば〜
こどもたちというものは、よその土地からきた僕のような闖入者をはじめは警戒したり、物珍しげにまわりにたかったりするが、カメラを見せたり、ファインダーをのぞかせたりして一通り彼らの好奇心を満足させてやると、すぐにまたもとの遊びに戻ってしまう。もとの遊びに戻った彼らは、もはや僕の存在など眼中にない。そこではじめてこっちの仕事がはじまるのである。ゆきずりのスナップでないかぎり、彼らに対する忍耐強いサービスがまず必要である。


 

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