子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第62話~タイトル一つで写真が変わる!~

F>フクロウ むらさきのフクロウ   Y>ヤマトサカシタヤマト

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第61話からのつづき

 

F>ねえねえ、ヤマト!この写真、珍しく良く撮れてるじゃないか!

Y>珍しく、は余計だよ!

F>で、この写真になんてタイトルつけたの?

Y>「菜の花に囲まれて」だけど・・・

F>そのまんまじゃん

Y>大きなお世話だよ、まったく!

F>よし、今日はちょっと写真の撮り方を離れて、タイトルについて考えてみよう!

Y>タイトルなんてどうだっていいじゃん

F>まあ、自分で写真を鑑賞する分にはいいんだろうけど、コンテストなんかで入賞するには、ちょっとした工夫が必要だよ

Y>工夫って言われてもなあ・・・

F>まずはシンプルに考えようよ。
ヤマトがこの写真のために考えた「菜の花に囲まれて」って言うタイトルだけど、そんなの写真を見れば誰だって、「あ、菜の花に囲まれてるんだな」って言うのがわかるだろ。だから、あえてタイトルにする必要はないの

Y>くっ、クソ~。イヤなこと言いやがって!

F>実はね、劇作家の平田オリザさんが、著書「演劇入門」の中で同じようなことを言っていたよ。美術館が舞台の演劇で「あ~やっぱり美術館はいいなあ~」なんていうセリフが出てきたら、この作家は何も考えてないなって興ざめしちゃうんだって

Y>じゃ~どうしろって言うの

F>平田さんは、美術館に対して一般の人はどんなイメージを持ってるんだろ~ってところからセリフを考えてるらしいよ

Y>でもそれ、演劇の話だろ?

F>写真だって同じだと思うんだよ。菜の花に囲まれてこの娘はどんな気持ちなんだろう?とか、逆にこの娘を見ている親はどういう感情を抱くだろうか?とかね

Y>なるほど、感情ねぇ

F>今は感情の話をしたけど、別に感情に固執する必要はないんだ。例えば、こんなに気持ちの良さそうな場所だから、きっと心地よい春風が吹いてるんだろうな、とかでもかまわない。つまり、写真から連想されるイメージを元にタイトルを考えてみる

Y>やっぱり難しいよ

F>確かに簡単ではないかもしれない。でも、いいタイトルがついてると、コンテストの審査員も「おっ、コイツはちゃんと考えて撮ってるな」ってことになるだろうし、コンテストに限らず、タイトルに悩むこと自体が写真上達の秘訣だとボクは思うんだな

Y>はぁ〜マイッタ、マイッタ!

F>じゃーこの写真のタイトル、もう一度考え直してみてよね~

Y>おい、もう行っちゃうのかよ〜

子ども写真をステキに撮る魔法のレシピ第63話へつづく・・・

 

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